魔法少女に憧れる少女、その行く先は・・・悪の幹部!
マスコット的なヤツに脅されて始めた悪の組織、でもそれが次第に快感になっていく・・・
魔法少女(トレスマジア)のファンである柊うてなは、ある日「平凡な少女の前に突如現れ変身する力を与えてくれるマスコット的なヤツ」と出会い悪の幹部へ変身する力を手に入れます。
愛する魔法少女と戦うことに罪悪感を抱く彼女ですが、(次第に目覚めたサディストとしての性癖も満たしつつ)魔法少女を輝かせるための悪役として活動していくことになっていきます。
2022年11月現在ストーリアダッシュで連載中、小野中彰大先生の漫画『魔法少女にあこがれて』です。
現在8巻まで販売中です。
あらすじ
悪の組織と戦う魔法少女「トレスマジア」に憧れる柊うてな。
彼女がマスコット的なヤツ「ヴェナリータ」と出会うところから物語は始まります。
しかし変身したのは悪の組織の女幹部。
魔法少女と戦うことが嫌で拒否する彼女に対しマスコットの取った行動は・・・”変身バンクのSNS拡散と親への送信”!
陰湿すぎる。
脅されて嫌々戦うことになった彼女ですが、その中で魔法少女を苦しめることに対して初めて感じる快感が・・・。
真正のサディストとしての性癖を開花し、はっちゃけた結果、悪の組織として活動していくことになっていくのです。
性癖をぶちまける女の子がかわいい
主人公の柊うてなが悪の組織の幹部「マジアベーゼ」として魔法少女をいじめる姿、性癖をぶちまけてはっちゃける姿は見ていてとてもかわいいです。
正義の魔法少女と悪の組織の戦い・・・という建前のもとお尻を叩いたり、くすぐって笑わせたり、裸にして恥ずかしがらせたり・・・。
“ほんとはやっちゃダメなんじゃないか”みたいな背徳感を抱えながらそういうプレイをしているのを見ると、読んでいるこちらもちょっとゾクゾクしてきますね!
そのうち少しタガが外れて後々ちょっと後悔してしまったりみたいなのも、うてなちゃんの魅力だと思います。
そんな彼女と戦ううちに魔法少女の側にも”痛みに愛を感じる”子が出始めて・・・?
という部分も魅力的です!
悪の組織の葛藤が楽しい
世界征服を目論む悪の組織の幹部と言っても、主人公のうてなちゃんにとって興味があるのは魔法少女のみ。
ましてや一般人を襲ったりすることもないのですが、その理由が「面白くないから」。
そんな彼女が重要視しているのは”魔法少女にやられるためのお約束の悪役”。
しかし「自分の(性癖の)ために魔法少女をいじめたい」のと「お約束のためにやられる」ことの両立が難しい・・・!
自分の愉しみをやりすぎて”魔法少女が引退してしまったらどうしよう”とか悩んだり、悪の組織に傾倒しそうになった魔法少女に説教したり、果ては魔法少女のパワーアップのためのいい具合の強敵を演じたり。
そんなアンバランスさや葛藤が見ていて非常に楽しいです!
まとめ
小野中彰大先生の漫画『魔法少女にあこがれて』の紹介でした。
主人公うてなちゃんの「魔法少女が大好きだけど敵組織の幹部」とか「好きだけどいじめたい」みたいなアンバランスさが読んでいて魅力的でした。
緩いところはコメディ調で、締めるところはちゃんとシリアスで話がまとまってるのも読みやすかったです。
ストーリアダッシュにて1話、2話あたりが無料で読めるので、興味があったら是非読んでみてください。